ごあいさつ 水道事業管理者 有山 敏明
私たち川口市水道局は、昭和27年の事業開始以来、蛇口をひねればいつでも、安全な水道水を安定してお使いいただける環境を整えて参りました。それは、台地と低地が入り組む複雑な地形の克服をはじめ、水源の確保、急激な都市化の伸展に伴い急増した水需要との戦いでもありました。
今、21世紀に入り、お客様のライフスタイルの変化やボトル水の普及、様々な節水機器の登場などにより、水需要は、一層複雑・多様化しています。社会・経済情勢もめまぐるしく変化しています。そこで、このような時代の流れに適応し、お客さまに信頼される新しい時代の水道事業を創るため、私たちは、平成19年度に「アクアプラン川口21~川口市地域水道ビジョン~」を定め、平成20年度から実行しています。
このアクアプランは、川口市水道事業の新たな長期経営計画と、この計画を戦略レベルに具体化した中期経営計画とを統合した、価値前提の計画です。
この計画では、まず自らの事業領域を、「水道水供給事業体」から「水道水という商品を取り扱うサービス企業」という位置づけに改め、蛇口をひねれば当たり前に水が出る環境を活かし、お客さまに安全・安心と真心のこもったサービスをお届けする快適環境創造企業に革新することとしました。
次に、この事業領域において、企業の理念・目的を明らかにするとともに、具体的な目標と戦略を示すことにより、水道事業の進む方向を1点に統合し、理念を実現するための個別の事業を、戦略的に展開しています。
また、この展開を支援する仕組みとして、独自の評価システムの導入により、生み出す成果をお約束し、その達成への経過をご報告し、成果水準の分析・検証結果をご報告し、次に何を活かしていくのかをお約束することで、お客様との情報共有と、事業の実行責任、結果・成果に対する説明責任を果たし、お客様に納得していただける透明性の高い事業経営を進めています。
一方、地震国日本のライフラインを担う私たちは、平時ばかりでなく災害時においても、地域のみなさまや医療機関などに、安全な水を十分な水量で、確実にお届けするため、水道施設の耐震化と災害体制の確立を進めることが大きな使命です。
加えて、新型インフルエンザなどの新たな脅威に対しても、万全の危機管理体制で臨むことが、お客様の信頼に応えるために不可欠です。
さらには、新たな時代を担う子どもたちに、健全な水循環による自然環境の保全といった国内的な視点や、安全で安心な水を渇望する諸外国の実情といった国際的視点をお伝えすることなど、水の関わる幅広い役割を果たすことも重要な使命です。
私たちは、常に「安全・安心と真心を いつでもお客様のもとへ」という企業ビジョンを掲げ、これらの使命を懸命に達成して参ります。
これからも、変わらぬご愛顧を、心からお願い申し上げます。